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散歩の達人と岐阜城界隈でお宝さんぽ!岐阜の知られざる魅力を発見!~後編『デラメチャ気になる!』

はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながら街歩きする番組『デラメチャ気になる!』。4月11日の放送では栄町駅から2つ、散歩の達人と岐阜城界隈をぶらり。すると、お宝がザクザク出てきました。岐阜の知られざる魅力を発見します!


岐阜をぎゅっと凝縮した絶景スポットや、老舗鮎料理店の五代目が開発した新感覚鮎料理は前半にて![前編はこちら]

岐阜城界隈にはまだまだたくさんのお宝があるという岐阜お城研究会代表の柴田さんに連れられてやってきたのは、岐阜和傘の専門店「和傘CASA」でした。ここにいる職人さんも、伝統を受け継ぎながら革新的な和傘を作っています。



美濃手漉き和紙をカラフルに染め上げた和傘に素敵な模様が描かれた和傘など、従来の和傘とは全く異なるオシャレなデザイン。興奮したはるなはついこんなことを……。


岐阜はもともと林業が盛んで長良川を伝って木の工芸文化が広がったということもあり、今でも提灯や和傘が作られているそうです。「やっぱりそれが岐阜の宝」と柴田さんが熱く語っていました。そのあと二人は、お店で最も高価な和傘を見せて貰うことに。


「桜だー!」と叫んだ村上でしたが、実際には桔梗のデザイン。光が当たると空が透けて見えるような、とても素敵な和傘です。骨組みから染めまで全て職人の手によって丁寧に作られた和傘、30万円というお値段も十分納得です。そんな素敵な和傘を作ったのが「洋服にも似合う和傘を作りたい」と話す河合幹子さん。今注目を浴びる新進気鋭の和傘職人です。


母方の実家が和傘問屋を営んでいたこともあり、親戚から「ちょっとやってみないか」と誘われた和傘の世界に入ったという河合さん。元々はなんと、税理士事務所で職員として働いていたそうです。それでも、小さい頃から祖母や叔父がやっているのを見ていたので馴染みはあったそうで、特別な感じはしなかったと話していました。この日の服装に合わせた和傘をコーディネートしてもらうと……。


三人ともとっても良く似合っていました。

たった二つの菓子を作り続けて300年以上!あの文豪も愛した老舗の銘菓

戦国時代に斎藤道三が整備し、その後、織田信長の手に渡った岐阜城。城下町には今も数多くの老舗が残っています。その中でもとびっきりの老舗である和菓子屋「長崎屋本店」に案内して貰いました。


享保5年創業、今年で創業301年を迎える長崎屋本店は、岐阜市内で一番古い和菓子店。現店主の牧野浩之さんで10代目を数えます。


もちろん、そんなとびっきりの老舗にはお宝がゴロゴロ。1000年前ぐらいに作られたという壺は、考古学を学んでいた先祖が発掘してきたもの。なんと、お客さんが傘立てだと思って傘を入れてしまうそうです。


たしかにこの場所に置いてあったら入れてしまいそうですね。その他にも130年前に譲り受けたというお寺の鐘撞堂の柱や、一番偉い方が字を書いたという東大寺の瓦など、店内はお宝だらけ。その中でもこの店一番のお宝が、この店を支え続けてきた和菓子「松風」と「味噌松風」です。まずは松風から試食。


ラスクみたいなサクサクパリパリの食感で、噛めば噛むほど甘味が出てくるそのお味はクッキーとおせんべいのいいところを合わせたよう。長崎堂本店は、この2つの和菓子だけを変わらず作り続けてきたとのことです。300年以上伝えられてきたという製法はもちろん一子相伝の門外不出。しかし今回特別に、少しだけ見せてもらえることに。


江戸時代には貴重な砂糖を使った贈答品として人気を得た松風。今でも地元で人気のお菓子です。もう一つのお菓子「味噌松風」も試食させて頂きました。


およそ250年前に2代目が考案した味噌松風は夏目漱石も好んだそうで、なんと小説の中にも味噌松風の名前が登場するとか。カステラのような見た目ですが、玉子を使わないなど材料が異なるとのこと。茶色の端の部分に味噌の塩味が感じられ、味噌のコクで黒糖のような風合いになっています。この味にはるなも「めちゃめちゃおいしい!もっちり!」と唸っていました。これもまた、守り続けていきたい岐阜の宝の一つです。

岐阜から全国へ!油にこだわったかりんとうは次世代に受け継ぎたいお宝

最後に訪れたのは、岐阜城下町を代表するお宝があるお店。そのお宝とは、明治9年創業の油問屋「山本佐太郎商店」さんが岐阜から全国に発信するヒット商品でした。


10年前から「大地のおやつ」というブランドではじめたかりんとう。その中で『おいものかりんとうさつまいも』が、日経新聞の芋けんぴランキング全国2位に選ばれたお宝商品です。


その秘密はなんと言っても「油問屋がこだわった油」。色々な油を試した結果、小麦との相性がすごく良くて、食べたときに甘い香りが広がる米油が選ばれました。その味わいは、はるなが一口かじった瞬間に「おいしい!」と唸るほど。芋けんぴと同じカリカリ食感ですが、米のオイルが味わいをやさしくまとめてくれています。圧搾一番搾りの菜種油で揚げているお菓子も試食させて頂きました。


素朴な小麦粉の香りと一番搾りの菜種油の香ばしさがたまりません。村上が「この味好きー!」と叫ぶのも納得です。油にとことんこだわった結果、その美味しさがクチコミで広がり注文が殺到。大量生産ができないため、現在は1か月半待ちになっているそうです。


「問屋業として145年、何か新しい価値を作らないとこれから生きていけないという危機感がすごくあった」と話す山本さん。次の世代を担う子どもたちのことも考えながら、10年後、20年後、30年後も変わらずそばに置いてもらえるものでありたいとの思いで、チャレンジを続けられています。


そんな店主の思いにうんうん頷くはるなでし「私なんかもう……えっ、78歳?歯が元気やったらこれいきますから!」と約束していました。岐阜城下町には、伝統に裏打ちされたお宝が溢れていました。

『デラメチャ気になる!』

はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながらぶらり街歩きする番組。Locipoでは過去の放送も配信しています。

【放送局】テレビ愛知 毎週日曜日 午後2時30分放送
【番組HP】https://tv-aichi.co.jp/deramecha/
【配信】Locipo YouTube

※記事の内容は放送当時のものです。

デラメチャ気になる

デラメチャ気になる!

街で見かける気になる看板―、気になる暖簾―、気になる行列―、そんな気になるを解き明かしながら「はるな愛」と「村上佳菜子」がぶらり街歩き。

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