【愛知・岐阜】満たせ、いちご欲!食欲解放★いちご狩り
昨年と比べて、価格の高騰が目立つ「いちご」。スーパーなどで買おうと思っても、その値段に購入を躊躇する人もいるのでは。
「いちごが高い・・・」だけど、旬のいちごを「お腹いっぱい食べたい!」。そんな“いちご欲”を満たしてくれるのが、ついにシーズンを迎えた「いちご狩り」。7品種の食べ比べや多彩な無料トッピング、贅沢いちごスイーツなど、東海地区で楽しめるいちご狩りスポットを紹介します。
無料トッピングは10種類!
直営カフェのいちごスイーツも必食
好みのいちごを摘んで食べる「いちご狩り」はもちろん、旬の時期だからこそ「いちごスイーツ」も食べたい!そんないちごLOVERの声に応えるように、近年ではいちごを使用したスイーツメニューを展開するいちご農園が増加中。
愛知県西尾市にある農園『King Farm(キングファーム)』もそのひとつ。いちご狩りでは、“列制限無し”、“無料トッピング10種類”という満腹必至のサービスを展開しながら、直営カフェでは完熟いちごなど季節のフルーツを使用した多彩スイーツメニューを提供。農園とカフェを行き来することで、昼から夕方頃まで“いちご三昧”な時間を過ごすこともできる、『King Farm』の魅力を取材しました。
3品種のいちごを食べ比べ!
マヨネーズで“新たな味わい”を体感
2つのハウスを常設することで、“いちごが多く採れる方のハウス”へ常にお客さんを案内しているという『King Farm』。広々としたハウス内では、「紅ほっぺ」、「章姫」、「かおり野」の3品種のいちごを、“列制限なし”で食べ比べすることができます。
甘味が強くコクのある「紅ほっぺ」はしっかりとした酸味が特徴、ややソフトな食感の「章姫」は豊富な果汁が特徴です。『King Farm』の大野さん曰く、オススメは「かおり野」。果肉は白っぽく、穏やかな酸味と爽やかな甘さが魅力です。
いちごのおいしさはもちろん、注目すべきは無料トッピングの数!練乳やチョコレートを提供している農園も多いですが、なんと同園では抹茶やはちみつ、キャラメルなど10種類のトッピングを無料で提供。
生クリームとカスタードクリームも用意され、さまざまな食べ方で、いちごを楽しむことができます。
なかでも、異彩を放っているのが「マヨネーズ」!大野さんによると、トッピングのラインアップを考えていた際、同園の社長が“マヨラー”だったことをヒントに、変わり種として投入されたのだそう。
1シーズンで3~4本なくなってしまうという「マヨネーズ」。興味本位で挑戦する人や、“酸っぱい系”の味変トッピングとして食べる人もいるといいます。ちなみに大野さん曰く、その味は「いちごが果物ではなく“野菜”になった感じ」になるそう。マヨネーズで、いちごの新たな味わいを体感してみるものも面白いかもしれません。
この日は“かおり野”を、「生クリーム×チョコソース」、「キャラメル」のトッピングで体験。かおり野の上品な香りと口当たりが、生クリームの優しい甘さと相性抜群!チョコレートのややビターな味わいをアクセントに、口のなかで奥行きのある甘さに進化していきました。
キャラメルは香ばしい味わいが、いちごの甘味にコクをプラス。ねっとりとしたキャラメルの苦みを帯びた甘さが、かおり野の爽やかな酸味を際立たせていました。
同園のいちご狩りは、制限時間60分で大人2,500円。1人あたりが食べる平均個数は、サイズによりますが、男性は70~80個、女性は20~30個ほどが平均的だといいます。トッピング1種類につき、2~3個のいちごで食べすすめていけば、10種類のトッピングをコンプリートすることができるかもしれません。
熊本地震の支援活動が繋いだ“絆”
贅沢いちごスイーツを堪能
いちご狩りと併せて立ち寄りたいのが、同園の向かいにある『King Farm Cafe(キングファームカフェ)』。
同園直営のカフェで完熟いちごを使用した「いちごスムージーパフェ」(1,350円)や「バウム串」・「いちご串」(各540円)、「いちご大福」(480円~)など多彩なスイーツメニューが揃います。
同園の朝採れいちごを使用した「いちごパフェ」(1,280円)は、熊本県『阿部牧場』のミルクを使用した濃厚なソフトクリームが魅力。『阿部牧場』のミルクは、食品のミシュランガイド「iTQi」で、最高ランク三ツ星を受賞した逸品です。
大野さん曰く、「東海3県で食べられるのはKing Farm Cafeだけ」という、『阿部牧場』のソフトクリーム。なぜ、愛知県にある同カフェで、遠く離れた熊本県のソフトクリームが食べられるのでしょうか。
実は『King Farm』創業者である、大野さんのお父さんは熊本県出身。2016年に発生した熊本地震の際、『King Farm』は熊本県へ支援活動を実施。その活動のなかで『阿部牧場』と出会い、交流を重ねていったといいます。そして同カフェがオープンした際、王道メニューのパフェなどに『阿部牧場』のソフトクリームを起用。今も交流が続いているといいます。
いちごを贅沢に使用したスイーツが味わえる同カフェ。今年1月17日には、自分好みのセレクトができる「セレクトデザート」が新登場!同メニューは2種類あり、「セレクトデザート3種」(1,850円)では、好きなバウムケーキ、いちごミニパフェ、いちご大福がセットに。
バウムケーキは、抹茶バウムケーキやブリュレバウムケーキなど4種類からセレクト可能。この日は一番人気の「ベリーちゃんの生いちごバウムケーキ」を選びました。
使用されるいちごの品種は時期によって変動。生いちごバウムケーキは、見える部分だけでなく、外側からは見えないバウムクーヘンの“空洞部分”にも生クリームといちごがたっぷり!
いちごソースやいちごソルベなど、さまざまな食べ方でいちごを楽しめるパフェは、最後のひと口まで幸せが続く贅沢なひと品です。
また、いちご狩り利用者は、同カフェのソフトクリームが50円オフに!ほか、バウムクーヘンを3,000円以上購入すると合計金額が20%オフになるなど、農園とカフェによる連携の強みを活かしたお得なサービスも嬉しいポイントです。
こだわり満載!
“日本一”のバウムクーヘン
「生いちごバウムケーキ」をはじめ、『King Farm Cafe』ではバウムクーヘンにも注力。カフェをオープンする際、「いちごに並ぶ“名物”を作りたい」という思いからバウムクーヘン作りに着手。
卵は産卵日3日以内のブランド卵「ランニングエッグ」を使用、生地はバター100%、カフェ内工房で1本1本丁寧に焼き上げるなど、こだわりが詰まっています。全国各地のバウムクーヘンを試食し、試行錯誤の末に誕生した『King Farm Cafe』のバウムクーヘン。
その味は、ご当地バウムクーヘンの頂点を決める「ファイナルクーヘン総選挙2021秋」で1位を獲得、オープン当時の目標だった“日本一”の称号を手に入れました。
カフェでは、そんな“日本一”の味と完熟いちごが様々なメニューでコラボレーション。バウムクーヘンは「おうちバウム 切株 塩」(1,400円)などテイクアウト用のラインアップも充実しています。
紅ほっぺの果肉を練り込んで焼き上げた「いちご」や、名産地・西尾市の抹茶を使用した「抹茶」など、ここでしか味わえないラインアップも魅力です。
フォトスポットもキュート!
初夏は“冷スイーツ”でいちごを満喫
“いちご頭”が印象的なロゴマークの可愛さも相まって、『King Farm』敷地内にはロゴをモチーフとしたフラッグやカラフルなフォトウォールなど、フォトスポットもいっぱい。
“パッケージ買い”してしまいそうな、フォトジェニックなデザインも物欲を刺激します。
シーズン中、『King Farm』ではいちごソースの販売やいちごの量り売りなども展開。いちご狩りは5月末まで実施予定です。
5月以降のオフシーズンは、『King Farm Cafe』で冷凍いちごを使用したスムージーやかき氷などの冷メニューでいちごを販売。桃やシャインマスカット、栗など季節のフルーツを使用した期間限定パフェも注目です。
旬のいちごを、“いちご狩り”と“いちごスイーツ”のWで楽しめる『King Farm』。それぞれの狙い目タイムはあるのでしょうか?
『King Farm』大野さんによると、いちご狩りは「いちごの生育状況によるので分からない」とのことですが、カフェはいちご狩りが毎日10時からスタートするため、いちご狩り客が比較的少ない「平日10時が狙い目」だといいます。
カフェでランチをしたあと、食後のスイーツとしていちごスイーツを堪能。そのまま農園でいちご狩りを体験し、再びカフェに戻り、いちごソースやバウムクーヘンなどお土産を買って帰る、という“いちご三昧”な楽しみ方もいいかもしれません。
取材・撮影・文/山田 有真
■店舗情報■
King Farm
電話番号/070-5649-2578(カフェ:0563-65-2922)
住所/愛知県西尾市西浅井町坂下6-1
営業時間/9:30~15:00(カフェは10:00~18:00)
定休日/水曜日
駐車場/あり
https://king-farm.jp/
<いちご狩り料金>※4/6以降開催の場合は料金が変わります
大人(中学生以上)2,500円
小学生 2,200円
幼児(3歳~未就学児)1,900円
70歳以上 2,200円
3歳未満 無料
※紹介したメニュー等は2025年1月時点の情報のため、メニューのラインアップ・価格等は変更となっている可能性があります
7品種のいちごを食べ比べ!
いちご酵母のパンも人気
岐阜県瑞穂市にある『はなのかファーム』。老舗バラ園に併設された観光体験農園で、いちご狩りを楽しむことができます。
甘く香りが強い「恋みのり」や「紅ほっぺ」、「よつぼし」など7品種のいちごを栽培している同園。常時3品種以上のいちごを食べ比べすることができ、運が良いときは7品種すべての食べ比べができるといいます。
いちご狩りを堪能したあとに立ち寄りたいのが、いちごハウスの隣にあるベーカリーカフェ『はなのかカフェ』。人気メニューは、日替わりの焼きたてパンやスープ、ハウスで採れたいちごをトッピングしたケーキが楽しめる「モーニングメニュー」(770円)です。
パンはハウスで採れたいちごを酵母として使用、作られているパンのすべてにいちごが練り込まれています。オススメは、サクッと軽いフランスのパン“ヴィエノワ”を抹茶とホワイトチョコでアレンジしたパン。食べた瞬間、口いっぱいに抹茶の香りが広がります。
ランチでは、日替わりパンとデミハンバーグが味わえる「こだわりのデミハンバーグランチ」(1,480円)などがラインアップ。店内では他、品種別の採れたていちごや、作りたてのいちごスイーツの販売も実施しています。
動画では、パティシエがつくる本格的いちごスイーツが味わえる『ストロベリーパークみふね』など、東海エリアのさまざまないちご狩りスポットを紹介。いちごを使用した酢やドレッシングなど、自宅で味わえるいちご商品にも注目です。
■番組情報■
CBCテレビ「花咲かタイムズ」
この春アップデート!進化した最新イチゴ狩り
2023年2月18日放送
“予約なし”でも味わえる!
濃厚いちごスムージーを堪能
いちごを求めて、愛知県半田市にある『市野園芸』へ向かった“修作さん”(メ~テレ気象キャスター・山田修作)。同園スタッフによると、「いちごは“章姫”と“ゆめのか”がとってもおいしい」とのこと。
本来、いちご狩りは予約制ですが、今回は特別に一粒だけ摘めることに!食べた瞬間、「甘っ!果汁たっぷり」と、修作さんから思わず笑顔がこぼれます。
摘みたてのいちごを堪能したあとは、市野園芸の敷地内にあるカフェ『いちのいちごのあまーい隠れ家』へ。カフェ利用のみも可能で、“予約なし”で市野園芸のいちごをふんだんに使用したスイーツを味わうことができます。
オススメは、「いちごホイップスムージー」(650円)。自慢のいちごを7~8粒も使用したスムージーで、いちごの甘みと香りが口いっぱいに広がります。
半田市内をサイクリングしながら巡った今回の旅。動画では、豚肉専門店の食べ放題BBQや地元民が語る山車まつりの魅力、半田市のランドマーク「半田赤レンガ建物」など、いちご狩りと一緒に楽しみたい人気スポットも紹介しています。
■番組情報■
メ~テレ「ドデスカ+」
「旬咲く日和」〝春スポット〟めぐり!格安の食べ放題BBQ&濃厚いちご
2024年3月14日放送
目安は“バスケット”一杯分!
キッズスペースなど他エリアも充実
いちご型に切り抜かれた入り口をくぐり、小高い丘とステージが設けられたキッズスペースを通過、その先にいちご狩りのスペースが広がる『すまいるベリーズ長久手』。
「時間の許す限り、おいしいいちごをゆっくり食べてほしい」という思いから、ハウス内にはイートイン用のテーブル席を用意。受付で購入したバスケット(1,500円)に、500グラムを目安に好きないちごを摘み取るスタイルとなっています。バスケットは複数購入することも可能だといいます。
園内では、いちごパフェやいちご飴、同園で採れたいちごを刻んでソフトクリームと練り合わせた「たっぷりいちごシェイク」(800円)などスイーツも楽しめます。いちごの酸味と果肉の食感が際立つシェイクに、長江麻美アナウンサーも「これ、たまりませんね」と絶賛。他、コーヒーやカフェラテなど温かいドリンクも注文することができます。
ちなみに『すまいるベリーズ長久手』代表・柴田竜伺さんは、元消防士という異色の経歴の持ち主。動画では、柴田さんが同園を開園した経緯とキッカケも紹介。柴田さんから「泣きそうになっちゃった」と言葉がこぼれた、園名の“すまいる”というワードに込められた想いにも注目を。
■番組情報■
テレビ愛知「もっと5時スタ」
旬のイチゴ狩り&絶品イチゴスイーツ
2024年1月19日放送